鯖街道を歩く

僕が通っている世界文庫アカデミーで、「地上で読む機内誌 PAPER SKY」編集長のルーカス・BBさんを講師に迎えて「鯖街道を歩く」というフィールドワークの授業がありました。普段はあまり歩くということについて意識しておらず、また、京都に住んでいながら歴史や文化についてはめっぽう疎いので、今回のフィールドワークはとても楽しみにしていました。

・前日の雨の影響でルート変更

 当初の予定では、鞍馬駅から出発して実相院を目指すというルートを大人数で歩くため、あらかじめグループ分けをしておりました。僕はなんとルーカスさんと同じグループだったのですが(しかも僕がリーダー汗)前日の雨の影響で足もとが良くないため、出町柳から実相院をめざすという比較的楽なルートに変更になったので、グループ分けはせずにみんなで一緒に歩くことになりました。

 出町柳の鯖街道口から出発して、まずは糺ノ森を目指します。さらに下鴨神社を抜けて(君が代のさざれ石がありました)みんなでわいわいと話しながら、そして落ち葉や色づいた景色などを眺めて季節を感じながら歩きます。みんなのアウトドア仕様な装いを見るのも楽しい。

 途中でルーカスさんのお話し(雑誌PAPER SKYのことや旅をすることになったきっかけなど)

やはり自分で何かを発信している人はとても魅力的です。色々と自分の中にあるものに置き換えたりしながら話を聞いていると、些細なことに気付いたり、興味が湧いてきたりします。人との会話って本当に不思議な力を持っています。

 川ってこんなにキラキラするんだなとか、単純な事だけど歩くことでしか気づけないことってたくさんあるんですね。普段は車で通りすぎてしまうのですが、なんだか勿体なく感じてきました。



・公園でお弁当、そして猫に会う

 宝ヶ池公園でみんなでシートを広げてお弁当をいただきました。円卓さんの用意してくれたお弁当は鯖街道にちなんでさばが入っていました。優しい素材と味、みんなで外で食べるということもあってとっても美味しかったです。

宝ヶ池の公園では黒猫の親子に会いました(笑)僕は全く気づいてなかったのですが、猫好きの僕にみんなが教えてくれました。もちろん本物の猫ではないけれど、見つけた時はやはりほっこりした気分になります。そういう意味ではちゃんとそこに「猫」はいて、見た人の気持ちを和やかにしてくれたのですね。ありがたいです。


・腰痛の影響で左足がおかしくなった(笑)

 お昼を食べて実相院に向かうあたりから左足に痛みが出てきてしまいました。情けない(笑)実は以前からずっと腰痛が続いており、参加するかどうかギリギリまで悩んでいたのですが、楽しみにしていたので強行したのがここにきて…。左足をあげる度に痛みがあるので最後はほぼ無言に(笑)それでも雨の影響でルートを変更したことが幸いして無事にゴールする事が出来ました。


・実相院の近くにはなんと!

 実相院の景色はとても綺麗でたくさん歩いた達成感もあってとても気持ちよかったです。実相院の近くを歩いていた時に、どうもこのあたりの道に見覚えがあるなぁと思っていたのですが、それもそのはず、うちのあまぐりの保護主さんの家の近所で、あまぐりとの面談に来た時に通ったことのある道でした。それも1年前の丁度同じ時期。あの時そわそわしながら通った道を今年はたくさんの仲間達と一緒に楽しく歩いている。ただそれだけのことですが、僕は勝手にそこに意味を感じてしまい、いろいろと猫によって導かれているのかもしれないなぁ、なんてことを考えながら歩いていたのでした。左足の痛みに耐えながら。

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